日本最大のIT展、比から8社参加

 東京ビッグサイトで今月14〜16日に開催される「第17回ソフトウエア開発環境展(SODEC)」で、フィリピンから情報技術(IT)関連の8社が参加することが分かった。6社は日系企業が出資する子会社または合弁企業で、残りの地場2社も既に日本に拠点を設けている。

 貿易産業省傘下のフィリピン国際貿易促進センター(CITEM)の担当者が2日、NNAに明らかにしたところによると、
◇日本が100%出資する組み込みシステムのアドバンスド・ワールド・システムズ
◇日本向けアプリケーション・ソフトウエア開発のアライアンス・ソフトウエア
◇ウェブサイトをベースとするシステムや携帯用ソフトウエア開発のアストラ(フィリピン)
◇テクノロジー・サービスのアヤラ・システムズ・テクノロジー
◇ネットワーク監視システムやコンタクトセンター・ソリューションのインペリアム・テクノロジー
◇無線通信やビジネス・アプリケーション・ソリューションの月電ソフトウエア・フィリピン
◇奈良に本社を置くシーパックスとナンカイグループの合弁会社エヌパックス・セブ
◇富士通フィリピンの完全子会社ウィサーブ――が参加する。
 
 SODECは、ソフトウエア開発・保守・運用に関連する製品や技術を展示する日本最大のIT専門展。期間中は7つの展示会も同時開催し、参加企業は過去最多の1,600社、来場者数は12万5,000人を見込んでいる。
 
 アライアンス・ソフトウエアのロバート・チェン会長は、「日系企業は、コスト削減だけの目的ではなく開発戦略の一環としてアウトソーシング事業を行っている」と述べ、オープンソース開発やモバイル向けアプリケーション分野で日本市場に参入したい意向を示している。CITEMの発表によると、日本のIT業界の市場規模は2008年に2兆3,000億円、10年には5兆5,000億円まで拡大すると予想される。
 
 また8社の来日に合わせ、13日には国際情報化協力センターがフィリピンITセミナー「フィリピンIT事情及び企業紹介」を開催する。フィリピンIT産業の概況や参加各社の事業紹介などを行う予定。
 
 同センターの担当者はNNAに対し、「フィリピンへの事業進出を考える日系企業に最新情報を提供し、現地のパートナー探しをお手伝いできれば」と語った。今回は、初めての開催となった昨年に続く2回目で、特にフィリピン側の参加者から要請を受けたこともあり実施につながったという。

2008/5/5 NNA
フィリピン | 投資・経営